スポーツ施設の拡充やお年寄りの健康寿命を伸ばす
近隣環境に配慮した形でのスケートボード場、ボルダリング場などの設置
2022オリンピックで話題となったスケートボード場、ボルダリング場などの新しいスポーツ分野の競技場が不足しています。多くの人がやっている伝統的なスポーツに限ることなく、スポーツの多様性・ダイバーシティの促進のため、少数でも新しいスポーツにチャレンジしたい若年層のための競技場の設置などを推進していきたいと思います。
特にスケートボードは、オリンピック東京2020で日本選手が活躍した分野であり、また、スケートボードは、野球やサッカーのような従来型の広い面積の競技場が必要ではなく、基本的な装備を整えれば誰でも手軽に楽しむことができるものです。現在、スケートボードは公共空間の施設にマイナスのスポーツというように思われがちかもしれません。
しかし、スケートボードに人気が出て、その競技人口が増えている以上、スケートパーク(スケートボード場・スケートボードパーク・スケボーパーク)の整備が必要になってきていると思います。現在、江戸川区にはスケートパークはない状況です。このような状況を考えると、従来から人気のある野球やサッカーの競技場はすでにあるものですので、今後は、江戸川区においても、スケートボードのためのスケートパークを含めたアーバン(都市型)スポーツのための空間の設置が必要と考えられます。ただ、スケートボード場は屋外の場合、近隣の住民に対する騒音の問題が生じますので、このような環境への配慮をしつつ競技場の設置を進めていきたいと思います。
この政策に関係するブログ記事としては以下のものを書いています。
2022年5月22日「江戸川区 スケボーパーク(スケートパーク)」
健康増進事業への参加を習慣化するためのポイント制度の新設
お年寄り向け 気軽に参加することができる運動の機会の増大(江戸川区の世論調査では、男性65~69歳約46%、70~74歳約32%、女性65-69歳37%、70―74歳約39%の人が、「ほとんど行わない」と答えていることから、健康寿命を延ばすために、現在江戸川区で実施されている以上の運動機会をより利用してもらう施策の提供をすることを考えたいと思います。この「健康ポイント」とは、住民の健康づくりのための運動や健診受診に対し、ポイントを付与することでインセンティブを提供する事業で、導入自治体が広がっています。具体的には江戸川区で既に実施されている「小松菜グルメラリー」のように、健康に関係する対象施設・事業を巡るとポイントがたまりプレゼントをもらえる仕組みなどを創設することを提案したいと思います。
参考資料「健康ポイント制度とは?健康無関心層を動かす自治体の取り組み」docomoヘルスケア通信編集部
この政策に関係するブログ記事としては以下のものを書いています。
2022年11月28日「eスポーツによるフレイル予防」
2022年6月17日「高齢者の運動機会の増加対策」
2022年2月10日「江戸川区2022年度予算案の『筋トレ普及啓発事業』」
国民皆歯科健診に向け、歯と口の健康を維持する区独自の取り組みの推進・拡充
令和4年6月7日に日本歯科医師会により、「国民皆歯科健診」(健康状態を知るための検査)を今後3年から5年以内に義務化する方針が示されています。また、自民党により毎年発表されている経済財政運営方針の「骨太の方針」の中に「国民皆歯科健診」の導入を検討する方針が令和4年に初めて盛り込まれました。国全体にこのような動きがありますが、このような具体的な動きの前から、江戸川区では、65歳以上の区民の方が毎年受けられる「江戸川歯つらつ(はつらつ)チェック(口腔ケア健診)」を実施しています。「江戸川歯つらつチェック」では、歯の状態だけではなく、口の健康状態を確認するために食べること、飲み込むことのチェックをすることになっています。江戸川区の多くの高齢者の皆さんが口の機能を元気に維持できるように、江戸川区の「江戸川歯つらつ(はつらつ)チェック(口腔ケア健診)」を多くの高齢者が受け、また、この「口腔ケア健診」がますます充実されるようにしたいと思います。
この政策に関係するブログ記事としては以下のものを書いています。
2022年8月22日「口腔ケア健診の充実のための方策」
2022年8月20日「江戸川区 65歳以上の方のための『口腔ケア検診』」