2022年9月にSNSでは江戸川清掃工場の煙突の解体工事の過程の写真の投稿がいくつもなされていました。特に、煙突を上から解体していくために、煙突の途中にある解体の足場である建物（展望施設のように見える）に関心が集まっていたようです。この解体工事の公式な写真は「江戸川清掃工場建替工事」公式サイトの「工事写真」に掲載されています。そこで、江戸川清掃工場の建替工事についての情報サイトを確認してみることにします。
江戸川清掃工場の建替工事については、工期は令和2年9月30日から令和9年5月31日までで、東京二十三区清掃一部事務組合「江戸川清掃工場建替工事状況について」サイト、そして、日立造船・竹中特定建設工事共同企業体「江戸川清掃工場建替工事」サイトが公式サイトのようです。
これらのサイトを見ると理解することができるように、この江戸川清掃工場の建替工事の主体は「東京二十三区清掃一部事務組合」（これは、2つ以上の地方公共団体が、その事務の一部を共同処理するために設けられる、地方自治法第284条に基づく「特別地方公共団体」です）で、江戸川区や東京都ではないのです。
東京二十三区清掃一部事務組合による江戸川清掃工場建替工事状況については、「江戸川清掃工場 解体工事のあらまし」と「江戸川清掃工場 建設工事のあらまし」を見ると、建替工事の概要を理解することができます。
この江戸川清掃工場の建替工事は、令和9年までかかるわけで、現在令和4年10月であることを考えれば、まだこれから約5年間程度の工期があるわけです。建替工事において事故がないことをお祈りし、無事に新しい江戸川清掃工場が完成することを期待したいものです。（筆者金井たかし（高志）のプロフィール）
弁護士 金井たかし（金井高志）
（江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学［江東区］法学部･大学院教授）
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