防災

江戸川区「災害時トイレ確保・管理計画」

2022年7月28日に災害時の避難所の仮設トイレについて記事「避難所の仮設トイレは和式!?」を書いていて、避難所の仮設トイレの約7割が和式トイレであり、高齢者や障害者の方々にとって使いにくいという問題があることを書いています。今回は、災害時に江戸川区で避難所の仮設トイレについてどのような対策が取られているかを確認してみます。

江戸川区「災害時トイレ確保・管理計画」

江戸川区の公式サイトにおいて、昨年2021年11月に「2021年(令和3年)11月9日 江戸川区災害(震災)時トイレ確保・管理計画を公表」という発表がなされています。ここでは以下の説明がなされています。

この「災害時トイレ確保・管理計画」では、「災害時におけるトイレ対策を『命を支える社会基盤サービス』の一つと捉え、日常利用する水洗トイレと同様に下水道接続を基本としたトイレの確保を基軸に策定。時間経過や被災状況などに応じて携帯トイレなどの活用を図りながら、特に避難所などで一定の安全性が確保できたトイレ及びマンホールトイレを『災害時対応トイレ』と位置付けて、必要量の確保、徒歩5分でアクセスできるバランス配置(トイレ空白エリアの解消)、だれもが安全で快適に安心して利用できる『質』を追求していきます。

江戸川区公式サイトのページ「江戸川区災害(震災)時トイレ確保・管理計画」において、「江戸川区災害(震災)時トイレ確保・管理計画 」が掲載されています。

江戸川区においては、災害時のトイレ確保に関して具体的な対策が取られているもので、江戸川区の施策として素晴らしいものと思います。別の記事でこの「江戸川区災害(震災)時トイレ確保・管理計画 」のなかで高齢者や障害者の方々のために具体的にどのようなことが考慮されているかを見てみることにします。(筆者金井たかしのプロフィール

自治体スクールコンプライアンス研究所 (東京都江戸川区)

代表 弁護士 金井高志(金井たかし)

(江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学[江東区]法学部・大学院教授)

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